かつて、定番と呼ばれたスティックはLudwigの5A。
アメリカンヒッコリーの14.5mm径×405mm長のモデルです。
いま定番といわれているのはVIC FIRTHの5Aモデル。
アメリカンヒッコリーの14.4mm径×407mm長です。
Ludwigは1909年に創業した打楽器メーカーで、ティンパニやスネアに革命をもたらし、66年には鍵盤打楽器メーカーのThe Musser Marimba Companyを買収して、世界的な打楽器ブランドになりました。
Vic Firthは1952年、シャルル・ミュンシュが音楽監督を務めていたボストン交響楽団に入団したティンパニー奏者で2002年に退団。
レナード・バーンスタインやレオポルド・ストコフスキーなど著名な指揮者のもとでも演奏を披露しましたが、ボストン交響楽団といえば日本では1973年から2002年まで小澤征爾が音楽監督を務めていたことで知られています。
そのVic Firth氏が、1963年に自分用のスティックを作ったことをきっかけにVIC FIRTHブランドが誕生しました。
最初に作ったのはSD1とSD2の2種類でメイプル材を使ったの太いモデルです。
その後、多くのモデルを生み出し、スティック&マレットのトップブランドとなっています。