カテゴリー別アーカイブ: 韓国の日本ブランド

日本品質

韓国にはいわゆる日式と日本料理店があります。
日式は日本風韓国料理ですが、日本からの進出や日本人経営の店も増えています。

日系飲食店・日本人経営の店の主たる客層は4つに分けられると思います。
(1) 流行に敏感な層
韓国では6~8年前から日本酒・居酒屋ブームとなり、訪日観光の増加と相まって日本食がちょっとしたブームになっています。
また、スマホの普及で流行に敏感な客層がSNSで情報を拡散し、その情報を見て、さらに多くの人がやってきます。

(2) マンガや音楽等の日本文化のファン
地下鉄車内で隣り合せた日本のロックグループの熱狂的なファンが、日本の音楽の素晴らしさに熱弁をふるってきました。
そのグループのことはほとんど知らなくて、対応に苦慮しましたが、こういう日本文化のファンが少なからずいます。

(3) 仕事他で日本と接点がある等の日本通
何度も日本を訪問していたり居住経験がある人たちなど、在韓歴が長くなればなるほど知り合う機会が増え、日常的に付き合うことも多くなります。

(4)韓国に居住している日本人

さて、日系の飲食店や日本人が経営するお店の情報は、
(4)在韓日本人の間では口コミ・紹介で広がっていきます。
(4)在韓日本人が増えると、(3)日本通も増えるようになります。
また、SNSを通して(1)流行に敏感な層や(2)日本文化のファンも増えます。

はじめは在韓日本人の売上割合が高い店でも、韓国人利用客が圧倒的になり、それに伴って売上も増えていきます。

一方で、品質やサービスが落ちると、(4)在韓日本人が減り、そして(3)日本通が減り、(2)日本文化ファンもはなれていきます。
日本人はレベルアップにも敏感で、一旦はなれても良くなれば戻ってきますが、(3)日本通や(2)日本文化のファンは、なかなか戻ってきてはくれません。

日本人は、同じレベルの品質・サービスを求めます。
長い間にはスタッフの入れ替えや仕入れ材料の変化があります。
内部スタッフは徐々にかわる変化に気づきにくく、気づいても内情を知っているので、変化には寛容ですが、日本人利用者はこの変化に敏感に反応します。

ところで、PLUXでは在韓日本人向け情報誌を発行しています。
「対象とする客層は9割以上が韓国人」という理由から、情報掲載に消極的な日系企業や飲食店が見受けられますが、在韓日本人はこの変化を知るバロメーターになるのです。

飲食店に限らず、日本ブランドの品質やサービスの質が低下すると、日本人はすぐに気づき、動向にも変化が見られます。
親しい人なら教えてくれるかもしれません。

この変化に早めに気づくことができれば、(3)日本通や(2)日本文化のファンの店ばなれ・商品ばなれを未然に防ぐことができます。

ここ数年、日本からの進出が多い一方で、撤退や縮小に至った例も見受けられます。
在韓日本人ばなれに続いて、利用客が全体に減り、撤退や縮小に追い込まれた店や会社が少なくありません。
良い店もあっただけにもったいないと思います。

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■ あとがき
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5月25日(旧暦4月8日)は釈迦の誕生日
韓国はキリストの誕生日であるクリスマスと釈迦の誕生日はいずれも休日です。
国民の3割が仏教徒で、3割がキリスト教徒といわれています。
その割に教会ばかり目だって仏教寺院はあまり目につきませんが、例年のことながら、街ナカはクリスマスより、釈迦の誕生日の方が華やかで、仏教徒の多さを改めて実感しますね。

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日本の食;カレーライスの話

カレーは、インドやタイなど、東南アジアを中心にさまざまな地域で食べられていますが、日本のカレーは明治時代にイギリスから伝わったcurry and riceが起源です。
イギリスのカレーは、インドカレーがベースです。

明治5年、日本に紹介されたカレーの食材を見ると「ネギ、ショウガ、ニンニク、エビ、タイ、カキ、鶏肉、アカガエル、小麦粉、カレー粉」、「牛肉、鶏肉、ネギ、リンゴ、小麦粉、ユズ、カレー粉」となっています。
カエルが普及したかどうかは定かでありませんが、いま主流となっている西洋野菜のジャガイモ、ニンジン、タマネギは当時としてはまだ珍しく、北海道の開拓地を中心に生産が拡大した明治半ば頃から、具材に使われるようになり、大正後期には現在のカレーライスの原型ができました。

イギリスでは、乳製品を使ったシチューが主流でしたが、乳製品は日持ちが悪くすぐに腐ってしまいます。
そこで、大航海時代に長持ちするターメリックを主原料とするカレーが、船乗りの間で人気となりましたが、カレーは香辛料の調合が大変で、それら香辛料を調合したカレーパウダーが登場し、一般市民にも定着しました。

このカレーパウダーが日本に伝わり、小麦粉でとろみを加えてご飯にかけるカレーライスが広がりました。
とろみを加えるのは、もともと、船の上で食べる食だったので、揺れに対応するためともいわれています。
現在は、固形のカレールーを使う料理法が一般的ですが、国産カレー粉は1903年に誕生し、カレールーも1926年に現ハウス食品から販売されています。

カレーの本来の色である黄色は、ターメリック(ウコン)に由来しますが、時代とともに、濃くなる傾向があります。
カラメル、イカスミ、オイスターソース、黒ごまなどが使われています。

日本のカレーの具は、ジャガイモ、ニンジン、タマネギが定番で、統計によると、豚肉、牛肉、鶏肉、野菜、シーフードの順に人気があるようです。
福神漬けは大正時代に、欧州航路の一等船客にカレーライスを提供する際に、添えられたのが最初で、それが広がったと言われています。
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韓国文化と日本文化

今月のお題は、韓国で生活を始めた時、韓国と日本の文化の違いが分からなくて困ったことや面白かったエピソードと体験してみたいことなどです。

文化の違いですが、韓国に来た当初、食事に招かれたとき。
日本では出された料理を残すのは失礼に当たります。
せっかく、用意してくれた料理を残しては申し訳ないと思い、出された料理を平らげたのですが、全部食べたら次の料理がでてきます。
もうお腹が一杯で、苦しい思いをしながら何とか食べましたが、またまた、次の料理が出てきます。苦しくて大変な思いをしました。

食べきれないくらいの食事が出てきますが、残しても差し支えありません。

韓国でいまだに不満なのはマートのレジ。
カートやカゴに入れた商品をレジ代に並べて、計算が終わったものを袋に詰めるのは、すべて客の仕事。
しかも、袋に詰めるスペースが十分にあるマートは滅多にありません。
レジ台の狭いスペースで、商品を袋に詰めていると、早く行けと言わんばかりに、次の客の計算をはじめるレジ係もいます。
さらに、レジ袋が有料なのは良しとしても、弱い紙袋が多くて、瓶があると間違いなく家に着く前に破けます。冷蔵品や冷凍品を入れると、店を出る前に破けてしまいます。

ということで、マートに買物を行くときはデイパックやコンパクトに折り畳めるエコバッグを持っていくようにしています。
日本で買ったエコバッグは携行性がよく、丈夫なので重宝しています。

体験してみたいのは、韓国の伝統楽器ですね。

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日本ブランド;キャノンカメラ

キャノンは、カメラを扱うキャノンコリアコンシューマーイメージング社とプリンターなど事務機を扱うキャノンビジネスソリューション社があり、デジタル一眼レフカメラはトップシェアです。

フィルムカメラの時代、35mm一眼レフはニコンがトップで、キャノンは長いこと2番手に甘んじていました。

写真は、露出を合わせ、構図を決め、ピントを合わせてシャッターを切ります。

露出はシャッタースピードと絞りで合わせます。
シャッタースピードが速いほど、動態撮影が可能ですし、手ぶれも防ぐことができます。
絞りはピントの合う範囲で、絞り値が大きいほどピントが合う範囲が広くなり、絞り値が小さいと対象となる被写体だけにピントを合わせて、他をボカす写真を撮ることもできます。

一眼レフのはじめの自動化は露出です。
撮影者がシャッタースピードを設定し、カメラが適正な絞り値に合わせるシャッタースピード優先オートと、撮影者が絞り値を設定し、カメラが適正なシャッタースピードに合わせる絞り優先オートです。
キャノンは、シャッタースピード、絞りともカメラが自動で設定するプログラムオートを搭載した一眼レフカメラを発売しましたが、ニコンの優勢はかわりませんでした。

キャノンがニコンを抜いたのは、オートフォーカスになってからです。
露出に加え、ピントも自動で合わせるオートフォーカスは、コンパクトカメラではありましたが、ボディとレンズが別になっている一眼レフでは至難の業でした。

その開発で、ニコンは従来のマニュアルカメラとの互換性を重視しましたが、キャノンは互換性を諦め、新たなシステムにしました。

交換レンズなど、さまざまな周辺機器を使っているプロユーザーが多いニコンにとって、システム変更は多額な出費となるので、互換性は重要です。
もちろん、キャノンを使っているプロカメラマンもいたので、それまでのシステムと互換性のないシステムの採用は、苦渋の決断だったと思いますが、ニコンよりも優れているという評判を得ることになりました。
露出、構図、ピントのうち、2つの要素が自動化されたカメラは、それまで一眼レフを使ったことがないアマチュアユーザーを取り込むことで、ニコンを抜くことになりました。

アマチュアでも簡単に使えるキャノンのデジタル一眼レフは、韓国でも人気となり、デジタル一眼レフでは、トップシェアとなっています。

日本ブランド;カッパ寿司

韓国は日本食ブームで、居酒屋のほか、回転寿司もあります。
日本からもカッパ寿司、スシロー、がってん寿司が、進出しています。

韓国の回転寿司は、小振りで1皿が2000〜4000W台など値段が高く、普通の寿司店よりも高くつくことも多々ありますし、いわゆるカリフォルニアロールなど、どうみても寿司とはいえないようなシロモノも回ってきます。

そんななか、日本でも安価に寿司を食べることができるチェーンとして知られるカッパ寿司は、1皿がすべて1700Wと良心的な価格で、ランチタイムには5500Wのセットも用意しています。

カッパ寿司の韓国1号店は釜山で、2009年に開店しています。
いまは、釜山4店舗、ソウル2店舗、大邱1店舗です。

韓国に進出する日系飲食店は、ソウルからはじめるのが普通ですが、ソウルの飲食店で、素材にこだわる店のなかには、釜山から直接、魚を仕入れている店が多々有ります。
マーケットを重視すればソウルからスタートしますが、仕入れを重視すれば釜山からのスタートも納得できますし、それで低価格を実現できているのでしょう。

タッチパネルで注文するやり方は日本と同じで、日本では新幹線が注文した品を運んできますので、韓国ではKTXかと思ったら、飛行機が運んできます。

かっぱ寿司は、寿司は全皿が1700Wで、セルフの味噌汁とドリンクはフリーです。
味も日本の国外で食べる寿司としては十分なレベルです。

日本ではロードサイドで展開しているカッパ寿司ですが、ソウル1号店は江南のビルの2階です。
ロードサイド店は、家賃もさることながら、権利金が以上に高く、安価に楽しむというコンセプトを実現するには、2階以上となります。
おまけに、開店した当初は、カッパ寿司はソウルでは無名だったこともあり、苦労していましたが、いまでは多くの人が利用しています。

日本ブランド;カッパ寿司

韓国は日本食ブームで、居酒屋のほか、回転寿司もあります。
日本からもカッパ寿司、スシロー、がってん寿司が、進出しています。

韓国の回転寿司は、小振りで1皿が2000〜4000W台など値段が高く、普通の寿司店よりも高くつくことも多々ありますし、いわゆるカリフォルニアロールなど、どうみても寿司とはいえないようなシロモノも回ってきます。

そんななか、日本でも安価に寿司を食べることができるチェーンとして知られるカッパ寿司は、1皿がすべて1700Wと良心的な価格で、ランチタイムには5500Wのセットも用意しています。

カッパ寿司の韓国1号店は釜山で、2009年に開店しています。
いまは、釜山4店舗、ソウル2店舗、大邱1店舗です。

韓国に進出する日系飲食店は、ソウルからはじめるのが普通ですが、ソウルの飲食店で、素材にこだわる店のなかには、釜山から直接、魚を仕入れている店が多々有ります。
マーケットを重視すればソウルからスタートしますが、仕入れを重視すれば釜山からのスタートも納得できますし、それで低価格を実現できているのでしょう。

タッチパネルで注文するやり方は日本と同じで、日本では新幹線が注文した品を運んできますので、韓国ではKTXかと思ったら、飛行機が運んできます。

かっぱ寿司は、寿司は全皿が1700Wで、セルフの味噌汁とドリンクはフリーです。
味も日本の国外で食べる寿司としては十分なレベルです。

日本ではロードサイドで展開しているカッパ寿司ですが、ソウル1号店は江南のビルの2階です。
ロードサイド店は、家賃もさることながら、権利金が以上に高く、安価に楽しむというコンセプトを実現するには、2階以上となります。
おまけに、開店した当初は、カッパ寿司はソウルでは無名だったこともあり、苦労していましたが、いまでは多くの人が利用しています。

日本ブランド;笑笑&白木屋

大手飲食チェーン、モンテローザが運営する居酒屋で、ソウル市内で白木屋と笑笑を4店舗運営しています。

飲食チェーン店の多店舗展開はフランチャイズが一般的で、海外展開ではライセンス契約も珍しくありませんが、モンテローザは直営店で店舗を展開する方針を取っており、ソウルの4店舗もモンテローザの直営店です。

韓国には、モンテローザが進出する前からWARAWARAという居酒屋チェーンがあり、モンテローザが江南にオープンした1号店は白木屋ブランドですが、2店舗目以降の明洞店、鐘路店、弘大店は笑笑ブランドで、いずれも同じメニューを提供しています。
笑笑ブランドとなったことで、在韓日本人のなかには、「笑笑」をホンモノ、「WARAWARA」を偽物といって区別する人もいます、

日本では白木屋も笑笑もリーズナブルな価格で飲食できるお店として知られていますが、韓国でも、リーズナブルな価格で酒や料金を提供するのがコンセプトです。
韓国に限らず、海外では日本と比べて日本酒も日本料理の食材も高額です。
韓国で人気の日本料理店や居酒屋は、多高価格で料理や日本酒などを提供する高級路線の店が多いのですが、白木屋&笑笑はリーズナブルな価格でメニューを提供しています。

白木屋&笑笑は、日本式居酒屋ですが、韓国らしさを出す為に、韓国の居酒屋メニューやマッコリもおいています。

韓国で日本ブランドのビールというと、アサヒが一番人気で、サントリーモルツも一部、人気がありますが、白木屋と笑笑は、韓国でキリンの生ビールと一番搾りをリーズナブルな価格で飲むことができる唯一の店です。

店によっては、昼食時間も営業しています。
日本料理店は、韓料理店と比べて高いのが普通ですが、白木屋&笑笑のランチメニューは、韓国料理店と同様、5千W台から用意されています。

直営店で、しかも日本と同じサービスを目指す分、店舗を増やすことは容易ではありませんが、日本料理、日本式居酒屋=高価を払拭する起爆剤として、期待したいチェーン店です。

日本ブランド;KAWAJUN

KAWAJUN;川淳は、インテリアリアや店舗・オフィス用の什器などを扱っています。

日本では、一般消費者向けの家具やテーブルウエア、生活雑貨などを扱うKEYUCAも運営しています。
インテリアの金物など、デザインと品質に拘った製品を数多く取り揃えており、中国、台湾、シンガポールなど、アジア各国に展開しており、韓国には昨年、進出しました。

韓国ではドアノブ、サニタリーをはじめとるするインテリやオフィス店舗などのスペースに置くイスなどの備品、店舗用の什器を主に扱っています。

韓国ではアパートの建設が進んでいて、特に高級アパート向けのインテリアとして、積極的な販売を行っていますが、韓国のアパートは賃貸向けが主流です。
所有者が自ら居住する物件だと、品質やデザインに拘る人が多いのですが、洋の東西を問わず、賃貸用は、そこそこのデザインで、そこそこの品質であれば価格が重視されます。

インテリアデザイナーがKAWAJUNを提案しても、デベロッパーが予算の関係で、似たようなデザインのモノに変えることも少なくないとか。
ブランドで選ぶ人が多い国柄でもあるので、今後はブランドを知らしめることも大切かもしれません。

オフィスや店舗に、ちょっとした休憩スペースを用意する店が増えています。
KAWAJUNでは、このような空間に設置するイスを扱っています。
百貨店やモールなど、ちょっとした休憩をとりたいことがあります。
カフェに入るほどでがないが、ちょっと休みたいときなど、イスが欲しいことがあります。

店舗用什器では、商品棚やカートなどを扱っていて、とくにカートは店舗ブランドごとの特注もあります。
店舗什器は、価格もさることながら、大型店ほど耐久性や使い勝手など品質が重視されます。

韓国に進出してから丁度、1年。
事務所も手狭になったようで、今後、ますますの活躍が期待できそうです。

日本ブランド;ヤマハ

日本を代表する楽器メーカーで、韓国では楽器と音響機器を販売し、音楽教室を展開しています。

ピアノやギターは、韓国メーカー製もありますが、品質でヤマハを選ぶ人が少なくないとか。
楽器は品質に加えて好みもあるので、必ずしも値段が高い方が良いとは限りません。
とくにピアノやギターなど、木でできている楽器は、1台1台、個性がありますが、品質と価格のバランスで選ぶと、1台1台しっかり作り込んでいるヤマハに行きつくようです。

韓国では楽器を試奏せずにインターネットで買う人も多い特徴があります。
楽器は、それぞれ個性があって、多少の違いが生じるものです。
ヤマハでは、グランドピアノやアップライトピアノ、デジタルピアノなど、数多くのラインナップを揃えていて、江南のCOEXや江北の龍山アイパークなど、ショールームを兼ねた店舗があり、実際に弾き比べることができます。
特にピアノは、プロとか教室の先生がともかく、1台買うと長く使うものなので、ショールームで試奏して買うのが本来と思うのですが。。

ギターは、韓国のメーカーもあり、日本と韓国以外にもさまざまな国の製品があります。
ドラムも日本の各メーカーと欧米のメーカーの製品も選ぶことができます。
メーカーが多い分だけ、好みの楽器を選ぶことができます。

ギター、ドラム、管弦楽器、打楽器など、品質もさることながら、好みで選ぶ商品で、楽器店で試奏して選ぶので、ヤマハに限らず、品質や価格でシェアが伸びる性質の商品ではありません。

音響機器は、業務用と一般用があり、業務用機器は、音楽ホールやホテル、CGVなどを対象にしています。
一般用では、音響機器メーカーとしてのブランドがあまり高くないためか、ほとんど見かけません。

音楽教室もさほど多くはありません。
日本では、ヤマハとカワイが日本全国でネットワークをもっていて、特に大人を対象にした音楽教室は、ヤマハが圧倒的ですが、韓国では音楽教室に通う絶対数が少ないようです。
音楽教室に通う人を増やすかが今後の課題となっています。

楽器メーカーとしてのブランド価値は高いので、音楽教室が増え、楽器を購入する人が増えていけば、ヤマハを選択する人は増えて行くことでしょう。

日本ブランド;CoCo壱番屋

以前、東京カレーを取り上げましたが(3月18日)、日本式カレーはCoCo壱番屋の方が先に進出しています。

韓国のCoCo壱番屋は、CoCo壱番屋とハウス食品と韓国食品大手の合弁企業で、直営店とFC店合わせて15店舗以上あります。

フランチャイズを含めた韓国の食品チェーンの多くが、本部で材料とレシピを供給し、各店で調理する形態をとっていますが、CoCo壱番屋は、はじめからセントラルキッチンを採用しています。

CoCo壱番屋を開業する当初、キムチを店におくかどうか、かなり悩んだそうです。
韓国の飲食店は、キムチのサービスが当たり前で、なくなればおかわりも自由です。
キムチがない飲食店を韓国人が受け入れるかどうか不安があったものの、最終的に、店にキムチは用意せず、福神漬けを置くことに決めました。
カレーとキムチは合わないからです。
案の定、開業当初は、キムチがないというクレームがあったものの、置いていませんということで押し通し、福神漬けが定着しています。

もう一つ、韓国式カレーは、野菜が丸ごと入っています。
CoCo壱番屋は、野菜を原型をとどめなくなるまで煮込みます。
野菜が入っていないというクレームもあったようですが、説明を繰り返して理解を求めたそうです。

日本の飲食店には、ライセンス契約も少なくありません。
韓国企業にライセンスとレシピを提供する契約形態ですが、ライセンスだと、これら利用客のクレームに対して、安易に応じるケースが多く、クレームに応じているうちに、本来のコンセプトとは異なるメニュー構成になってしまうことも多々あります。

CoCo壱番屋は、コンセプトに拘って、当初は苦労したようですが、いまでは受け入れられています。

ところで、日本のCoCo壱番屋は男性客が圧倒的ですが、韓国は女性客が多いそうです。
野菜がふんだんにはっているカレーライスは、手軽に食べられる身体にも良いメニューで、日本では男性に人気ですが、韓国は、ゆっくり会話とカレーライスを楽しむことができる雰囲気から女性に人気のようです。