カテゴリー別アーカイブ: Camera・Photo

撮影照明機器

韓国は写真やビデオの撮影用照明機材が発達しています。
カメラはキヤノン、ニコン、ソニー、ビデオはソニー、GoProが人気で、キヤノンやパナソニックのカメラで撮る人もいます。
写真用品も伊マンフロットをよく見ますが、照明機材は韓国メーカー製が主流です。

韓国は映画産業が盛んで、2000年代の韓流ブームがアジア全体に広がって、多くのドラマが制作されています。
商品流通はインターネットショッピングやYoutubeが主流です。小売店は大手メーカーの売れ筋商品を扱い、ニッチ品はインターネットでの購入が一般的となっています。

韓国ドラマをよく見ると日本やアメリカのドラマと比べて、多くの照明が使われています。
インターネットショッピングやYoutubeは商品を手に取って見ることができないので、いかに詳しく伝えるかが大切です。

これら映画やドラマ、Youtube等の映像制作やインターネットショッピングで欠かすことができない撮影用照明機材を製造・販売するメーカーが増え、競争原理によりコストパフォーマンスが良い製品を生産しています。

ちなみに、日本でも一般ユーザーが目にする機会は少ないですが、韓国の照明機材は一部で使われています。
日本メーカー製や欧州ブランドは高額で、スタジオをもたないプロやアマチュアには手が出しにくく、廉価な中国製も目にしますが耐久性と安定性の不安があります。韓国メーカー製の撮影照明機器は、日欧ブランドと中国ブランドの中間を埋める価格帯で、日本では業務用で使われています。


韓国メーカー撮影照明機材

カメラを買う その2

韓国にはヨドバシやキタムラのような量販店はありません。
百貨店やマートでも扱っていますが、カメラ専門店の他、メーカーのショールームでも購入できます。
ソウルだと、南大門市場、忠武路、龍山駅3階のアイパークモール、2号線江辺駅に隣接する江辺テクノマートに専門店が集まっています。

新品から中古まで豊富に揃っていて、なかでも忠武路はデジタルカメラもありますが、中古のフィルムカメラが充実しています。
ハッセルブラッドやライカをはじめ、ニコン、キヤノン、ペンタックス、コンタックスなどさまざまな中古カメラやレンズが並んでいます。

客がほとんどいない小さい店に入ることに抵抗を感じる人もいるでしょう。
龍山アイパークモールと江辺テクノマートはオープンスペースで、各店で扱っている商品を見ることができます。
店員はやたらと話しかけてきますが、興味のある商品が見当たらなければ無視すれば良いので、精神的な負担はありません。
また、値段やおまけなど交渉しやすいメリットもあります。
ただし、アフターサービスはメーカー保証くらいで、店のアフターはほとんど期待できません。

忠武路は個人経営の店が多いのですが、商売なのか趣味なのかわからないほどマニアックな店主が多く、店主が直せる範囲なら無償で直してくれます。
メーカーの公認A/Sを兼ねている店で、センサークリーニングを無償でしてもらったこともあります。
メーカー保証は保証書記載の期間ですが、店主保証は顔を覚えている期間なのが韓国流。
南大門はこの中間で、龍山アイパークモールや江辺テクノマートのようなしつこい売り込みはありません。
百貨店やマートは提携カードで買うと割引があります。専門店は現金で交渉すると、安く買えたり、アクセサリーを追加してくれることもあります。




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カメラを買う その1

いま、日本メーカー製デジタルカメラの世界シェア85%で、レンズ交換式の一眼レフやミラーレスは約98%以上が日本メーカー製。
日本と韓国どちらで買う方がお得でしょうか。

新製品の値段はどちらも大差ありません。
為替変動で高くなったり、安くなったりする程度です。
ただし、発売から数ヶ月経つと、日本では値崩れがはじまりますが、韓国では現行モデルの値崩れはほとんどなく、ちょっと時間が経ったカメラなら日本で買う方がお得なことが多いです。

旅行先で買うと、保証や使用言語の心配がありますね。
といっても、いまどきのカメラは初期不良を除くと(無償)保証期間内に壊れることはないし、使用言語は複数言語から選ぶことができます。
取扱説明書は購入した国の言語で書かれていますが、日本メーカー製であれば日本のサイトからダウンロードができます。

日本人が韓国でカメラを買うときの注意点はこの取扱説明書が日本語で入手できるかどうか。
日本と韓国は、SAMSUNGを除く、ほとんどのモデルが日韓共通ですが、ごく一部、海外専用モデルがあります。
また、キヤノンのkissシリーズは日本と海外でモデル名が異なります。
http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/eosd/9259-1.html

キヤノン以外は、海外専用モデルを除いて日本と韓国のモデルは共通なので、言語を日本語に設定し、日本のメーカーサイトからダウンロードした取扱説明書をダウンロードすれば、困ることはないでしょう。

PDF版の取扱説明書をスマホにコピーすれば、いつでも確認できます。




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高解像度デジタルカメラ

最近はアマチュア用カメラでも2400万画素クラスのカメラが増えていますが、3000万画素以上のカメラは多くはありません。
3000万画素以上の解像度を生かすには、その解像度に見合うだけのレンズも必要です。

10000万画素クラス・一眼レフ
HASSELBLAD/H6D-100C(10092万画素)参考価格;4,082,400円*

5000万画素クラス・一眼レフ
PENTAX/645Z(5140万画素)参考価格;896,670円
HASSELBLAD/H6D-50C(5128万画素)参考価格;3,218,400円*
Canon/5Ds (5040万画素)

5000万画素クラス・ミラーレス
HASSELBLAD/X1D-50C(5128万画素)参考価格;999,000円*

4000万画素クラス・一眼レフ
SIGMA/SD1 (4800万画素)参考価格;89,200円*

4000万画素クラス・ミラーレス
SONY/α7R II ILCE-7RM2(4240万画素);381,790円**

3000万画素クラス・一眼レフ
PENTAX/K-1(3640万画素)参考価格;248,620円
Nikon/D810(3635万画素)参考価格;266,330円

参考価格(消費税込み)
無印;2016年8月現在のキタムラネット価格
*印;メーカー価格
**印;マップカメラネット価格










写真解像度一覧

写真解像度一覧
オフセット商業印刷・オフセット細密印刷・ポスター印刷で使用する写真の適正解像度とホームページ用写真の解像度の一覧です。
参考までに写真プリントの適正解像度も紹介します。

トリミングや合成等をせず、1枚の全面写真で構成する適正解像度ですので、切り抜いたり、小さく使う場合など、展開サイズではなく、近似のmmサイズを参考にしてください。
たとえば、仕上りがA4判のカタログで、1ページの1/4のスペースに掲載する写真は、A4ではなく1/4に相当するA6サイズ=295万画素の解像度が適正解像度となります。
同じようにB4チラシの1/6だと、121×128mmなので近似は128mm×128mm=1764x1764pixelで約311万画素です。

オフセット商業印刷A列
of-A

オフセット商業印刷B列
of-b

オフセット細密印刷A列
of-dA

オフセット細密印刷B列
of-dB

オフセットポスター印刷
of_P

ホームページ最適化/Windows PC基準
web

写真プリント/キタムラプリント基準
photo




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デジタルカメラの画素数

いまメインで使っているカメラの解像度は、約1600万画素(4928×3264ピクセル)です。
最近はアマチュア用でも2000万画素、プロ用だと3000万画素や5000万画素のカメラもありますが、どのくらいの画素数があると良いのでしょうか。

最近は写真をプリントする人は少なく、PCやスマホ等で観る人が多くなっています。
一般的なPCモニターは約200〜230万画素で、業務用のPCモニターが約369万画素。
高画質4Kモニターは約829万画素です。

一般的な商業印刷の画質は350dpiで、必要で解像度はサイズでかわります。
A4サイズだと4093×2894=約1185万画素で、細密印刷でも4677×3307=約1547万画素。
これより大きい画素数は必要としません。
A4のカタログやチラシ等の約半分、即ち使用するサイズがA5相当なら、この半分の画素になります。

画素数がこの必要サイズより大きいメリットに、トリミングがあります。
たとえば、4000ピクセル×3000ピクセルで撮った写真の両端をトリミングで切り取って、正方形で使う場合、3000ピクセル×3000ピクセルになります。
このような場合、もとの写真は4000×3000ピクセル=1200万画素ですが、トリミングしたあとの写真は3000×3000ピクセル=900万画素になります。
同じように1600万画素で撮った写真の半分だけ使うなら写真の画素は半分の約800万画素になります。
撮影した写真の半分だけを使ってA4(=約1185万画素)の写真を仕上げるなら、倍の2400万画素近い画素数が必要ですが、全面写真は殆どトリミングをせず、カットするにしてもせいぜい1〜2割。
それほど大きい画素を必要とするケースはめったにありません。

必要以上に画素が大きいと、余計なモノが写り込んで、余計な作業がかかることもあります。
黒い瓶を撮った時、最高画質にするとどうしても撮っている自分が写り込んでしまうので、画質を落として撮ったことがあるし、プロが撮ったプロフィール写真で、眼球にカメラが写り込んでいたこともあります。
プロカメラマンならともかく、印刷に従事しているアマチュアが使うカメラは1500万画素あれば十分で、それ以上大きいと無駄にメモリを消費するだけになってしまいかねません。

私が必要とする最大画素はA4で必須の1200万画素+20〜30パーセントなので、1500〜1800万画素に絞ってカメラを選んでいます。

ちなみに写真プリントはもっと少ない画素でく、A4が3525×2480ピクセル(約864万画素)、ポストカード(KG)だと1795×1205ピクセル(約216万画素)です。
カメラの画素数(最大ピクセル)はカタログに掲載されています。




海外専用プリペードカード



Schneider Kreuznach

シュナイダークロイツナッハ(Schneider Kreuznach)はドイツのレンズメーカーで、ライカやハッセルブラッドにレンズをOEM供給しています。

いま、デジタルカメラはキヤノンとニコンの2大メーカーをソニーやパナソニックが追っていて、世界シェアの80%以上を日本ブランドが占めています。

普及機では圧倒的シェアをもつ日本ブランドですが、高級機はドイツのライカ(LEICA)やローライ(Rollei)、スエーデンのハッセルブラッド(HASSELBLAD)が有名です。

それら高級機にレンズを供給しているのが、ドイツのカールツァイスとシュナイダーです。

韓国で売られているデジタル一眼カメラ用のZEISSは長野県に本社をおくコシナ社が製造しています。
韓国ではサムスンがSchneiderブランドのデジカメ用レンズをライセンス生産しています。

今日紹介するSchneider KreuznachのCurtagonはドイツで製造されたレンズです。
詳しい資料はありませんが、1960年代初期につくられたモデルのようです。

絞りもピントもマニュアルで、デジタルカメラとはマウントが異なりますですが、PENTAXは1975年までシュナイダーと同じレンズマウントを採用していた経緯から、レンズアダプターやカメラの設定など、当時のレンズを使うことができるよう機能が備わっています。。

もう1枚の写真はKODAKのシグネット(SIGNET)35という1950年代に作られたカメラです。
ミッキーマウスの名で親しまれ、ヒットしました。

いずれも50年前以上に作られたものですが、懐古趣味などでなく、はじめからメイン機として使用する目的で購入したモノです。

いずれもシンプルな構造で十分に使うことができますし、写真の仕上がりも奇麗です。

IMG_3552.jpg

IMG_3555.jpg

往年の名機

往年の名機といえば、人によって違うと思いますが、主観的名機を紹介します。

まず、1位はNikon Fです。
「ニコン初の一眼レフファインダー式カメラ」というより、35mm判フィルムを使った初の日本製プロユース機と云っても良いでしょう。
1959年に発売で、東京オリンピックで活躍して不動の地位を得ました。
アメリカ航空宇宙局向けの特殊モデルもあって、アポロ15号とスカイラブ計画に採用されました。

50〜60年代は、日本製は安かろう悪かろうというイメージがありましたが、Nikon Fによって日本製カメラの品質が世界で認められました。
いまデジタル一眼レフは、日本メーカーで90%を超えるシェアとなっていますが、その第一歩がこのNikon Fだったと云っても過言ではないでしょう。

主観的第2位はCanon A-1です。
シャッタースピード優先オート、絞り優先オートに加えて、はじめてプログラムオート、つまり、シャッタースピードも絞りもカメラが自動で検出してくれて撮影ができる機能が搭載された一眼レフで、1978年発売です。
写真を撮るとき、まずはISO感度を設定し、次に露出を合わせます。
それから構図やピントを合わせてシャッターを切ります。
この露出は光源によっても変わるので、ことに一眼レフで写真を撮る人にとって、一番、わかりづらいハードルだと云えます。
この露出をカメラが自動で合わせてくれる機能は、いまのデジタル一眼レフでは当たり前となっていますが撮影者にとって画期的なことなのです。

主観的第3位は、PENTAX ME-Fです。
世界ではじめて量産されたオートフォーカス一眼レフで、1981年に発売されました。
ただ、合焦精度が高すぎて、被写体のごく微妙な動きすら検知してしまい、慣れた人であれば、マニュアルで合わせる方が早かったのと、AFに対応しているレンズが35mm—70mmの標準ズームが一本だけで、しかもレンズを動かすモーターと電池がレンズの下部に入っていたため、レンズサイズが大きく普及しませんでした。

一位のNikon Fは異論がないと思います。
はじめてプログラムオートが搭載されたCanon A-1とはじめてオートフォーカスが搭載されたPENTAX ME-Fは意見が分かれるところですが、実用面で、Canonを上位としました。

かつて、この画期的な一眼レフを産み出した3社だけが、現在、デジタル一眼レフを量産しているというのはたまたまなのか、それとも必然なのか、興味があるところです。

なお、写真はCanon A-1は著作権上、使用可能な写真がないので、NikonとPENTAXのみ紹介します。

800px-Nikon_F_DSC_6498_(2).jpg
NikonF

800px-Pentax_ME-F.jpg
PENTAX ME-F

カメラアクセサリーその2 フィルターの話

12月6日に、一眼レフで必要なアクセサリーについて書きました。その続きです。
〔レンズフィルター〕
レンズフィルターには、レンズに傷がつかないように付ける保護フィルターと特殊効果を目的とするフィルターがあります。
フィルターのサイズはレンズに書いていますが、カタログやメーカーサイトでも確認できます。

「保護フィルター」
保護のみを目的にしたレンズ保護フィルターとUVフィルターがあります。
紫外線が大気中のちりなどによって散乱していると、遠くの山などが見た目よりはっきり写らないなど写真に影響します。紫外線をカットするUVフィルターは写真の色調や露出に影響せず、紫外線を除去するので、保護フィルターとして使うことがよくあります。

「NDフィルター」
天気がよい屋外では、シャッタースピードを早くして手ブレを防ぎ、また、絞り込んで被写界深度を深くし、ピントの合う範囲を広くすることができます。
一方で流れる写真や背景をボカして撮りたいこともあるでしょう。NDフィルターは、レンズから入る光を減少させる効果があり、意図的に、シャッタースピードを遅くしたり、絞りを浅くしたりできます。

「PLフィルター」
ガラスや水面の反射による写り込みを除去する偏光フィルターで、ショーケース内の展示物や水の中をガラス越しの撮影に使います。
また空気中の水蒸気の反射を除去するため、青空の青さを強調したり、木の葉や山肌などのコントラストを調整して、色調を強調したりする効果もあります。虹をはっきり写しこみ、逆に消すこともできます。

「ソフトフィルター」
全体にぼやけたような効果や霧の中の効果を出すフィルターです。
幻想的な効果を出せるため、女性・子供などを撮るときに用いることが多いです。
レンズに軽く息を吹きかけて曇らせることもできますが、フィルターで、効果を使い分けることができます。

「クロスフィルター」
ライトアップされた夜景で、光が十字にクロスしている写真をみたことがある人もいるでしょう。これは、レンズの絞り羽根を使っても撮ることができますが、クロスフィルターを使うと簡単に撮ることができます。

ほかにもいろいろなフィルターがありますが、一般的には上記のフィルターが一般に使われています。
保護フィルター(UV)フィルター、NDフィルター、PLフィルターは万能タイプです。
ソフトフィルターとクロスフィルターは、必須ではありませんが目的によっては便利なフィルターです。

撮影モード

一眼レフやミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラには、さまざまな撮影モードがあります。人間の目は、周りの明るさに応じて調整しますが、カメラは撮影者が「露出」を合わせて撮ります。

どんなカメラであれ、写真はメインとなる被写体の明るさに応じてシャッタースピードと絞りを調整し、「露出」を合わせて撮るのが基本です。

「シャッタースピード」はフィルムなり撮像素子(CCDやCMOS)が光を受ける時間を調整する機構で、「絞り」はフィルムなり撮像素子が光を受ける量を調整する機構です。

シャッタースピードは、シャッター幕が開いている時間を表します。
1秒を基準に、1/2秒(2)、1/4秒(4)、1/16(15)、1/32(30)、1/64(60)、1/128(125)、1/256(250)、1/512(500)、1/1024(1000)、1/2048(2000)、1/2096(2000)…と短くなります。
()内の数字はカメラの表記です。

絞りはレンズから撮像素子に光るが入る面積を調整します。
1を基準に√2(1.4)、2、2√2(2.8)、4、3√2(5.6)、8、4√2(11)、16、5√2(22)、…と狭くなります。
()内の数字はカメラの表記です。

Pモード
シャッタースピードと絞りをカメラに任せるモードです。
もっとも簡単で、普段はこのモードが良いでしょう。

SモードまたはTvモード
シャッタースピード<シャッターが開いている時間>を撮影者が設定し、絞りはカメラに任せるモードです。
動きの速いものを止めたり、流し撮り、清流や夜景など、流れるような写真を撮るときに使います。

AモードまたはAvモード
絞り<光の量>を撮影者が設定し、シャッタースピードはカメラに任せるモードです。
最大限に開けるとピントの合う範囲がせばまり背景をボカシて撮ることができます。最大限閉じる(絞り込む)と遠景までピントが合います。

Mモード
シャッタースピードと絞りの両方を手動で合わせるマニュアルモードです。
フラッシュを使う撮影など「露出」を自動で設定できないときや、露出をかえて複数枚撮るときなどに便利なモードです。